【決定間近】IR 統合型リゾート 本命 関連銘柄を探そう!!

投資
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ついに2021年10月から統合型リゾート施設(IR)整備法に基づいて、

自治体からのIR整備申請の受付が始まります。

日本でもカジノができると期待している人もいると思います。

最近では横浜市長選でIR反対を掲げた市長が当選したことも記憶に新しいです。

今回は間近に迫ったIRリゾートの関連銘柄について考えていきたいと思います。

今回のポイント

・そもそもIRって?

・日本の候補地は?

・関連銘柄を考えよう!

IR 統合型リゾートについて

まず IRについてです。

IR=カジノと想像する方もいらっしゃいますが、そういうわけではありません。

IRとはIntegrated Resortの略でカジノを含めた統合型リゾートのことです。

特定複合観光施設区域整備推進本部事務局による説明資料では

“「観光振興に寄与する諸施設」 と「カジノ施設」が一体となっている施設群“

特定複合観光施設区域整備法に係る説明会 説明資料

とされていて、日本型IRについては

単なるカジノ解禁ではなく、また、IR事業を認めるだけのも のではなく、世界の人々を惹きつけるような我が国の魅力を高め、大人も子供も楽しめる 新たな観光資源を創造するものでなければならない。

特定複合観光施設区域整備法に係る説明会 説明資料

との根本原則を掲げています。

つまり事務局が何を言いたいかというと、

カジノだけではなく世界中の大人や子供みんなが楽しめて、資産になるような施設を作るよ

ということです。

実際に日本のIRリゾートでは下記のものを作るとされています。

・カジノ
・ホテル
・会議場
・展示場
・レクリエーション施設

簡単にまとめると

日本にMICEを誘致して、宿泊してもらって、お金を落として貰おうという計画です。

その中のレクリエーション施設の1つとしてカジノも作りましょうということになっています。

MICEとは

Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Eventの頭文字を取ったものです。

多くの関係者が集まるビジネスイベントであり、

開催地域のブランド化や、人々の交流によるイノベーションが期待されるものです。

観光庁 MICEの誘致・開催の推進 

また、一般の観光よりも多くのお金を消費して貰えることが期待でき、

世界各地で招致合戦が繰り広げられています。

IRのメリットについて

IRのメリットは大きく3つあると言われていて、経済対策/地域振興策として国は進めています。

①観光客の増加
②税収の増加
③インフラ整備

簡単に説明するとIRによって、

インフラ整備による国内雇用の創出と、

観光客の増加による外貨獲得&税収UPの流れを狙っています。

カジノは収益の30%を税収とすることが決まっていますので、

多くの税収を獲得できるとしています。

IRリゾート施設の候補地について

IRはどこにできるのかというところが気になる点になります。

今までの最有力候補は“横浜”でした。

しかし、冒頭にも言いましたが横浜市長選で反対派の市長が選挙で当選、

誘致の撤回を宣言していますので横浜の可能性は限りなく低くなりました。

ではどんな候補地があるのか、代表的な候補地を挙げます。

IRリゾート施設 有力候補地

・大阪府
・長崎県

この2つが横浜の抜けた後の最有力候補です。

大阪は夢洲に1兆円規模の投資を行なってIRを建設しようという計画で進めています。

また、候補地の夢洲まで鉄道を伸ばす計画もあります。

長崎ではハウステンボスにつなげたような形での誘致を進めていて、

建設投資額は4600億円規模になると言われています。

IRリゾート施設 その他候補地

上に挙げた大阪府と長崎県以外にも誘致を検討している地域はあります。

それは和歌山県、東京都、愛知県の3つです。

ただし、この中でも和歌山県以外は具体的な案を作成できておらず、

申請しないのではないかと言われています。

和歌山県は具体的に事業者も名乗りを挙げていますが、

どうしても大阪の陰に隠れてしまっています。

IR リゾート施設 関連銘柄について

投資家の皆さんの気になるところの

IRリゾート施設の関連銘柄について考えていきます。

国策に売りはなし”とも言われますのでぜひ押さえておきたいと思います。

セガサミーHD(6460)

まずはパチンコでも有名なセガサミーHD(6460)です。

セガサミーHDはすでに韓国でカジノを行なっており、実績十分です。

横浜市のIR事業者選定のコンペにも企業連合で応募していましたが

横浜市の撤退濃厚でどうなるか不明です。

ただ、パチンコ/スロットでも高いシェアのあるセガサミーHDですので

どこにカジノを作っても売上は伸びるのではないでしょうか。

また、パチンコ関連でいくと大阪に決まれば、

大阪に本社を置く藤商事(6257)も関連してくる可能性もあります。

藤商事について

南海電気鉄道(9044)

この銘柄は大阪に誘致できたとした場合の注目銘柄です。→南海電車について

南海電鉄は関西国際空港と大阪の主要ターミナル駅である“難波なんば“を繋ぐ鉄道です。

大阪は夢洲に誘致するとしていますので関空ー難波間の乗客が増えると思います。

理由としては関空の立地にあります。

大阪の中心地からは少し外れていて鉄道アクセスはJRか南海電鉄のみです。

そのため、必然的に関連銘柄に挙がってくると思われます。

また、和歌山方面にも路線は伸びていますので

和歌山にIRリゾート施設ができるとなっても、恩恵を受ける可能性があります。

オリックス(8591)

大阪にIRリゾートの提案書を出しているのは

オリックス(8591)とアメリカのMGMリゾーツ・インターナショナル連合のみです。

そのため大阪にIRリゾート施設の誘致が決まれば必然的にオリックスに注目が集まると思います。

オリックスは配当利回りや株主優待でも有名でこの機会に購入するのはいいかもしれません。

追記:大阪のIR計画はオリックス・MGM連合で決定しました。

コナミホールディングス(9766)

意外かもしれませんがコナミ(9766)もカジノ事業を行なっています。

コナミはすでにアメリカやオーストラリアなどの世界各地でカジノの実績があります。

日本にカジノが誕生すればカジノ関連株として上昇が期待されます。

実際、コナミはIR事業に向けて関連子会社を設立していて、

会社としての本気度が伺えます。

エイチ・アイ・エス(9603)

大手旅行業者としても知られるHISは長崎県でハウステンボスを運営しています。

長崎県はハウステンボスにIRリゾート施設を招致しようとしていますので

招致が決定すれば大きく株価の上昇を狙えると思います。

今はコロナ禍ということで旅行客が伸びずに苦境に立たされていますが、

いずれ人々が旅行できるようになれば業績も回復すると思われます。

今から仕込んでおいてもいいかもしれません。

まとめ

IR施設の建設が始まれば多くのもっと多くの企業が関係してくると思います。

特に今回は挙げていませんが、

建設会社やホテル運営企業、飲食業界も盛り上がると思います。

まだまだ関連銘柄は出てくると思いますのでIRの動向は要チェックです。

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