『子どもの成長過程』や『家族旅行の写真』など…
iPhoneを使って様々な写真を撮影していると、『気がついたらiPhoneのメモリー容量が大量に消費されている』なんてことはありませんか?
Androidのスマホであれば、SDカードに保存もできますが、iPhoneはSDカードを利用することはできません。
そのため、写真を少しずつ削除していくことになり、最終的には大切な『子どもの写真』や『家族写真』まで消さなければならないかもしれません。
こういったiPhoneなどのスマホ容量の問題を解消してくれるのが、自宅に簡単に設置できるNASと呼ばれるネットワークにつながった記録機器です。
iPhoneの容量不足でNASで解決!
NASは写真や動画をインターネットを通じて保存してくれるものです。
保存容量は購入するNASによって異なりますが、一般的には2TBから16TB程度が主流です。
そして、NASと同じようなサービスにクラウドサービスというものがあります。
クラウドサービスとはインターネットを通じてストレージを提供してくれるものです。
代表的なクラウドサービスとしてはAmazonプライムのクラウドストレージ機能が挙げられます。
Amazonプライム会員であれば、写真のフル解像度を無制限に保存できるサービスです。(動画は5GBまで)
下記がNASとクラウドサービスを比較した資料です。
クラウドサービスとNASを比較する
NASはスペックによって価格を含めて大きく変わってきます。
今回は、私が使用してるバッファロー のLS720D0802の8TBを比較対象としてみました。
一般的に8TBであれば、写真は約800,000枚、動画であれば約8,000分(約133時間)まで保存できます。(各ファイル容量により差異は出ます。)
Amazonプライムストレージサービス
【メリット】
- 価格が比較的手頃で、月々の料金が固定されている。
- 容量が無制限なので、大量の写真やファイルを保存できる。
- Amazonプライム会員特典の一部として提供されるため、会員の場合は追加の費用なしで利用可能。
【デメリット】
- 動画の保存容量が制限されており、大容量の動画ファイルを保存するには向かない。
- ファイルのセキュリティが主にAmazonアカウントに依存し、追加のセキュリティ機能が限られている。(データの共有ができない。)
- Amazon側の規約変更によりサービス内容が変わる可能性がある。
NAS:LS720D0802(8TB)
BUFFALO|バッファロー NAS[8TB搭載 /2ベイ] LinkStation 2.5GbE搭載 高速モデル ブラック LS720D0802
【メリット】
- 8TBストレージを提供し、複数のデバイスからのアクセスが可能。
- ファイルのセキュリティをユーザーが独自に設定でき、データの管理が柔軟に行える。(家族全員が共通のデータを利用できる一方、個人的なデータも保護できます。)
- インターネット接続がなくても内部ネットワーク上でファイルにアクセスできる。
【デメリット】
- 初期投資が必要で、価格が比較的高め。
- ハードウェアの故障や故障時のデータ復旧についての対策が必要。
- インターネット接続がない状況でのリモートアクセスが制限される。
Amazonプライムのメリットデメリットの解説
Amazonプライムのストレージサービスは便利なサービスであり、写真やファイルの保存においてメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
【メリット】Amazonプライムのストレージサービス
価格の手頃さと固定料金
Amazonプライムの価格は比較的手頃で、月々の料金が一定です。
これによって家計の出費を把握しやすく、利用しやすくなります。
ただし、Amazon側によって価格は改正されることも考慮しておいた方がいいでしょう。
無制限な容量
Amazonプライムでは写真やファイルの保存容量に制限がありません。
これは大量のデータを保存する際に非常に便利です。
ただし、こちらもAmazon側から一方的に改正されることもありえますのでご注意ください。
会員特典として提供
Amazonプライム会員であれば、このクラウドストレージ機能を追加の費用なしで利用できます。
すでにAmazonプライム会員であるなら、利用価値が高まります。
ここがAmazonプライムストレージサービスの1番のメリットではないでしょうか。
AmazonプライムストレージサービスはあくまでAmazonプライムの付帯サービスです。
そのため、すでにプライム会員であれば追加で何かをする必要がありません。
【デメリット】Amazonプライムのストレージサービス
動画の保存容量制限
ただし、動画の保存容量には制限があります。
大容量の動画ファイルを保存したい場合は、他のオプションを検討する必要があります。
ファイルセキュリティの依存
ファイルのセキュリティは主にAmazonアカウントに依存します。
追加のセキュリティ機能は限られており、データの共有には注意が必要です。
家族で共有することなどには向いているとは言えず、個人保有となりますので共有時は都度ダウンロードする必要があります。
あくまでプライム会員の付帯サービス
メリットのところでも記載しましたが、ストレージサービスはあくまでAmazonプライムの付帯サービスです。
そのため、Amazon側で規約変更などがあればサービス内容に変更が生まれる可能性がありますので充分に注意してください。
NASのメリットデメリットの解説
次にNAS:LS720D0802 8TBを例としてメリットとデメリットを解説します。
【メリット】NAS:LS720D0802 8TB
8TBストレージの提供と複数デバイスからのアクセス可能
NAS:LS720D0802は大容量の8TBストレージを提供し、家族全員や複数のデバイスからのアクセスが可能です。
これにより、大量のデータをインターネット経由で安全に保存し、必要なときにどこからでもアクセス、ダウンロード・アップロードが可能です。
ユーザー独自のセキュリティ設定と柔軟なデータ管理
NASはユーザーが独自にファイルのセキュリティ設定を行えるため、家族全員が共通のデータを利用できる一方で個人的なデータを保護することもできます。
これにより、プライバシーの確保とファイル共有の利便性を両立させることができます。
インターネット接続不要で内部ネットワーク上及びアプリでアクセス可能
NASはインターネット接続がなくても、内部ネットワーク上でファイルにアクセスできます。
これにより、オフラインの状況でもデータにアクセスできるため、便利です。
また、バッファローのNASはアプリで管理することが可能です。
【デメリット】NAS:LS720D0802 8TB
初期投資と価格の比較的高さ
NASの導入には初期投資が必要であり、価格が比較的高めです。
しかし、初期投資に対して提供される大容量と機能を考慮すると、長期的に費用対効果が高いと考えられます。
ハードウェア故障やデータ復旧の対策が必要
NASは物理的なハードウェアで構成されているため、故障や災害に備えた対策が必要で定期的なバックアップや適切な保守が重要です。
また、常に電気を使用しているので停電といった電気のトラブルには弱いです。
物理的な故障には、RAID機能を使用することで故障率を下げることが可能です。
RAID機能とはNASに保存されている同じ内容を別のHDDに保存する機能です。
これにより1つのHDDが壊れてももう1つのHDDがあるのでデータの損失を防ぐことになります。
ただし、デメリットとして保存できるファイル容量は半分になります。
インターネット接続不可時のリモートアクセス制限
NASはインターネット接続がない状況下では、外部からのリモートアクセスが制限されます。
これを考慮して、必要に応じて予めデータの取得や同期を行っておくことが重要です。
写真保存はAmazonプライムストレージサービスとNASのどちらがいいのか
極論を言ってしまうとどちらも利用するのが1番安全と言えます。
Amazonプライムストレージサービスではサービス内容の変更の可能性、
NASは物理的な故障によるデータの損失が有り得るというデメリットがあります。
どちらも利用してしまえばAmazonプライムの規約変更にもNASの故障にも対応できるため写真データの安全性をより高めることができます。
NASの導入費用を安くする
Amazonプライムの費用を抑えるのは月額支払いを年間支払いに変えるくらいしか方法はありません。
しかし、NASであれば安く購入する方法があります。
『NASの導入費用が高すぎて無理』
『せっかくNASが欲しいと思ったけど導入費用が高すぎて、、、』
という方に耳寄りな情報です。
私も同じ手法でNASを無料で手に入れました。
ただし、時期によってはできないこともあるので注意してください。
それは『インターネット回線の乗り換えキャッシュバックキャンペーン』を使用することです。
スマホのキャリア乗り換えキャンペーンと同じくインターネット回線を乗り換えることで多額のキャッシュバックが貰えます。
このキャッシュバックでNASを購入することで実質無料でNASを手に入れることができます。
インターネット回線はNASを使用するにもとても大切です。
なぜなら、NASはインターネット回線の速度が遅い場合、データのアップロードやダウンロードに時間がかかるからです。
適切な回線速度を選ぶことが、NASをもっとも効果的に活用するために重要となります。
インターネット回線の乗り換え
インターネットの乗り換えはハードルが高くて乗り気になれない方も多いのではないでしょうか。
いくらNASを買えるだけのキャッシュバックがあっても手間がかかるならやりたくないと思われるかもしれません。
ただ、すでに光回線を利用されている方であれば機器を入れ替えるだけで回線の乗り換えは完了します。
キャッシュバックがあるおすすめの回線を紹介しますので参考にしていただければと思います。
SoftBank光
まずは私が実際に乗り換えた【SoftBank 光】についてです。
最大1Gbpsのインターネット回線を使用でき、すでに利用しているフレッツ光回線よりも安価で光回線を利用することができます。
私はJCOMからの乗り換えだったので一度工事が必要でしたが、利用中の回線によっては工事不要で機器の入れ替えだけで済む場合もあります。
※ 注意 ※ 手続きがプロバイダーによって異なるため、工事が必要かどうかはプロバイダーに直接確認することが最も確実です。工事が必要な場合、予め工事の日程を調整し、必要な作業を行う必要があります。
また、一定の条件を満たせば、他社への違約金・撤去工事費が返還されるSoftBank あんしん乗り換えキャンペーンも実施されています。
※ 実際にキャンペーンが開催中かどうかはリンク先を、確認ください。
ドコモhome5G
どうしても工事がめんどくさいのであればコンセントに挿すだけで利用できる【ドコモhome5G】がおすすめです。
データ量は無制限の使い放題でコンセントに挿すだけで5G回線が使用できます。
ただし、5G回線はまだエリアが限られているのでご登録前にエリア確認は必須です。
また、嬉しい特典としてスマホの通信キャリアがドコモの場合、永年最大1,100円(税込)割引を受けることができます。
インターネットの工事が出来ない方、工事をしたくない方、ドコモを使用中の方はぜひ検討ください。
もっと手軽にするに写真を保存する方法
NASもクラウドストレージも考えたけどめんどくさいって人におすすめ!
PC不要でiPhoneに挿してアプリを通じて簡単にデータ移行とメモリカードに保存が可能です。
価格も安いのでぜひお試しください!
【まとめ】iPhoneの容量不足を解決する方法!子どもの大量の写真をNASに保存
iPhoneの容量不足を解決し、子供の写真を安全に保存する方法として、
クラウドサービスやNASの活用が挙げられます。
AmazonプライムやNASを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説しました。
Amazonプライムでは動画容量に制限はあるが写真は無制限に使用できます。
ただし、Amazonプライムのクラウドストレージサービスはあくまでプライム会員の付帯サービスです。
そのため、規約変更などで費用の増加や容量制限が設けられる可能性があります。
一方、NASは機器や費用により保存容量こそ変わりますが基本的に大容量を保存でき、ファイルのセキュリティもユーザーが設定可能です。
ただし、物理的な故障の可能性もありますのでRAIDを組んで保険をかけるのがいいでしょう。
さらに、インターネット回線の乗り換えによってNASの導入費用を抑える方法も紹介しました。
速度の早いインターネット回線であればNASに写真をアップロードする時、NASからダウンロードする時にも役に立ちます。
また最終的には、AmazonプライムのストレージサービスとNASを併用することでiPhoneの容量不足を解消しつつ、もっとも安全にデータを保存することができると考えています。
どちらもめんどくさいなと感じる方には”4in1マルチリーダー“がおすすめです。
PC不要でiPhoneに挿してアプリを通じて簡単にデータ移行とメモリカードに保存が可能です。
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