”パワー半導体”という言葉を最近聞くことありませんか。
半導体で今から投資するなら”パワー半導体”といっても過言ではないと思います。
・パワー半導体は聞くけどけど何の銘柄買えばいいの?
・もう遅くない?
・パワー半導体企業はよく知らない。
そんな方に今回の記事はおすすめです。
今回紹介するアレグロマイクロシステムズは、
2020年10月にIPOされたばかりのパワー半導体企業で、
今からでも投資のチャンスはあると思っています。
それではスタートします。
【注目のパワー半導体企業】アレグロマイクロシステムズ について

アレグロマイクロシステムズ 概要
アレグロマイクロシステムズ(以下よりアレグロ)は
センサーIC/電源IC/ドライバーICの3つの半導体分野で
強みを持つアメリカのファブレス半導体企業です。
特にセンサーICでは世界トップを走っているリーディング企業です。
そんなアレグロですが、実は日本にも関係が深い企業です。
親会社は日本でパワー半導体企業として有名な”サンケン電気”(6707)です。
ナスダックには2020年10月に上場して、
上場時、時価総額は親会社”サンケン電気”の時価総額の5倍で約3900億円となり話題とました。
アレグロマイクロシステムズ 収益構造
アレグロは上でも触れましたがセンサーICは世界でも高いシェアを保っている企業です。
特に自動車関連に強く収益の70%近くを占めています。(※2021年7月第1四半期)
中でも自動運転やEVの分野で成長を続けて、
2021年7月第1四半期では前年比で80%増と今後にも期待できます。
産業部門は16%ほどを占めていてスマートファクトリーやデータセンター、
再生可能エネルギーで省エネに貢献しています。

詳しくは言えないけど私の勤め先でもアレグロのセンサーICを使っていて、
唯一代替えが効かないほど優秀なセンサーICなんです!!
【財務諸表】
年度 | 2021/03 | 2022/03(予想) |
売上高 | 591,207,000ドル | 756,182,000ドル |
営業利益 | 3,103,000ドル | ー |
経常利益 | -1,451,000ドル | 164,476,000ドル |
当期純利益 | 17,953,000ドル | 119,222,000ドル |
需要増大中 パワー半導体について
パワー半導体って何??
そもそも、パワー半導体って何?という方には
私がここで書くよりも簡単でわかりやすい動画がありますので確認してください!
JumpingPoint!!の株Tubeさんがパワー半導体について
とてもわかりやすく説明してくださっているのでぜひ視聴して見てください。
・パワー半導体って!? 0:32〜
・パワー半導体の将来性 1:27〜
・なぜパワー半導体? 3:53〜
超絶簡単にまとめるとパワー半導体は主に電気の変換制御を司っていているので、
EV(電気自動車)や省エネに欠かせない=”脱炭素社会に向けて必要不可欠な半導体”となります。
パワー半導体はなぜ需要増大中?
上でも触れましたが、パワー半導体はEVや省エネに欠かせないです。
そのため、パワー半導体の需要が伸びています。
EVはエンジン駆動からモーター駆動へ変わるのでパワー半導体が活躍する部分が多いです。
また、省エネの部分では半導体の素材が進化して効率が良くなっているということも関係しています。
今までもパワー半導体は使用されてきましたが省エネはあまり意識されていませんでした。
最新のパワー半導体を使用すれば、消費電力が抑えられて使用電力の削減に繋がります。
そのため、富士経済によれば需要は今後10年で倍増することが予想されています。
→富士経済レポート
個人的にも省エネの流れが加速するのとEVへの流れが止まることはなく需要増は続くと思います。
ここで気になるところは、もう投資するには遅くない?というところかと思います。
【まだ間に合う!?】パワー半導体銘柄アレグロマイクロシステムズへの投資について
結論からするとパワー半導体への投資はまだ間に合うと思っています。
そんな中でもおすすめしたいのが今回のアレグロマイクロシステムズです。
アレグロマイクロシステムズ おすすめの理由
・IPO銘柄で知名度が低い
・EVの普及/台頭で売上増加が期待できる。
・自動運転技術にはセンサーICが不可欠=センサーICのリーディング企業のアレグロも不可欠
・パワー半導体全体的に株価は上昇傾向
最初におすすめ理由を箇条書きでまとめました。
アレグロはIPO銘柄でまだあまり知られていないからということに加えて、
EVの台頭具合によっては一気に株価が爆発するポテンシャルがあると信じています。
加えて、自動運転の技術も進歩して近い将来運転が必要なくなる可能性もあります。
そんな自動運転技術にはセンサーICが不可欠です。
様々な運転中の道路情報をセンサーを通じて感知、制御部へ司令を送る必要があります。
そのため、センサーICのリーディング企業であるアレグロの株価も期待できます。
最後に、パワー半導体の株価は全体的に少し上がり目ですが、そこも狙い目だと思います。
パワー半導体の需要はEV化と省エネ対策で確実にあるので株価も少しづつ上昇傾向にあります。
確実に需要があるということは、
ある程度のニュースは織り込み済みで株価が一気に上がらないことになりますが、
逆に言えば、マイナスのニュースがあってもすぐに戻る可能性を秘めてることにつながると思います。
アレグロマイクロシステムズ 今後の株価について
直近の大手パワー半導体系銘柄の値動きについてまとめました。
銘柄名 | 1年前株価 | 直近株価 | 1年間増減率 |
インフィニオン(世界シェア1位) | 27.51ユーロ | 37.61ユーロ | 73% |
オン・セミコンダクター(世界シェア2位) | 26.4ドル | 49.36ドル | 187% |
STマイクロエレクトロニクス(世界シェア5位) | 34.9ドル | 46.48ドル | 75% |
テキサス・インスツルメンツ | 150.9ドル | 198.67ドル | 76% |
アレグロマイクロシステムズ | 18.3ドル | 34.97ドル | 52% |
参考までにですが、
インフィニオン、オンセミ、STマイクロでパワー半導体の世界シェア40%近く占めています。
アレグロは表を見てもわかるように他の銘柄に比べて増減率が少し低くなっています。
もちろん売上や利益がついてきていないなどの要員は色々とあると思いますが、
他と比べるとまだ株価が伸びる余地はあると思います。
売上と利益の確保はEVの台頭でカバーできるかなと思います。
加えて一気に普及すれば株価が爆発的に上昇する可能性もあります。
車載関係で売上の70%を占めているアレグロはEVが進めば進むほど売上が伸びる銘柄です。

ちなみに世界シェア3位は三菱電機、4位は東芝、6位は富士電機と
日本勢も頑張っています!
日本の半導体もまだ終わってません!!
アレグロマイクロシステムズへの投資注意点
ここまでいいことばかり言ってきましたがもちろん注意点もあります。
注意点はIPO銘柄ということもあり決算ミスです。
EVが流行る!EV万歳!!とは言えまだまだ普及率は低いです。
あくまでもEVが普及すればという前提です。
EVはいつか普及するかと思いますが、
それが今年なのか。来年なのか、5年後なのかはわかりません。
加えて、昨今の部材不足で多くの自動車メーカーが生産制限や減産をしています。
自動車の生産が止まれば、車載で売上の70%を占めているアレグロの売上も伸び悩みます。
決算でミスをすれば大きく株価を下げることになることになるかもしれませんのでご注意ください。
特に自動車の減産情報には目を光らせる必要があります。
注目のパワー半導体企業 アレグロマイクロシステムズ まとめ
・アレグロマイクロシステムズは車載関係で70%を占めるパワー半導体企業
・パワー半導体は脱炭素社会で活躍
・大手のパワー半導体に比べてまだ株価上昇の余地はあると考えている。
・EVが普及すれば株価は爆発的に上昇の可能性あり。
アレグロマイクロシステムズいかがでしたでしょうか。
2020年10月に上場したばかりですのでまだ有名ではありませんが、
大きな可能性を秘めている企業で今からでもトレンドに乗れると思っています。
みなさんの投資のお役に立てれば光栄です。
最後になりましたが投資判断は最終的には皆さん自身の判断で行ってください。
それが投資の醍醐味でもあります!
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