まず本題の前に、、、
(旧Twitter)Xでとある運用会社の投資パフォーマンス調査が話題になりました。
この運用会社の調査では『亡くなっている人』と『忘れている人』がパフォーマンスが高いという結果になっています。
『亡くなっている人』や『忘れている人』=【ほったらかしインデックス積立投資が最強】という理論が成り立ちそうな感じがしませんか?
そこで今回は過去のチャートを確認しつつ、本当に『ほったらかしインデックス積立投資が最強』か考えていきたいと思います。
ということが見えてきましたので詳しく説明していきます!
インデックス投資は新NISAの積立投資枠にも使えるやつやから初心者必見やで!
インデックス投資はあまり難しいことを考えなくていいので初心者の方におすすめです。
ほったらかしインデックス積立投資は最強?
【過去チャートから考える】米国株 指数でインデックス積立投資する場合
米国の指数で考えると『7年以上保有する握力』があれば暴落していてもインデックス積立投資をほったらかししていても問題ないと言えます。(※あくまでこれまでの歴史上)
理由はNYダウ平均とナスダック総合が高値で掴んだ場合、プラ転するまでに7年かかったからです。
ちなみにS&P500は5年でプラ転します。
そのため、いくら高値で掴んでも『7年以上保有する握力』があれば、
インデックス積立投資でほったらかしにしていても問題ないと考えることができます。
NYダウ平均の場合
このグラフは月足の1980年4月〜2021年4月までのNYダウ平均のチャートです。
でこぼこはあるものの右肩上がりで株価が推移しているのがわかると思います。
また、2008年『リーマンショック』と2020年『コロナショック』は下落幅が大きいことがわかります。
しかし、最終的には『何年かかけて以前の株価を超えている』のがわかると思います。
一番長期で株価が低迷をしたのは1999年から2006年までの7年間です。
ここで投資をしていたとしても毎年何も考えず、インデックス投資を続けていれば平均取得単価が下がり、最終的に利益が出ることになります。
そのため、NYダウ平均は『7年以上インデックス投資を続ければ利益を得れる』ということになります。
S&P500の場合
こちらは月足の1980年5月〜2021年4月のS&P500の平均株価チャートです。
こちらは2000年に高値をつけてから、2007年まで回復できていません。
ここで何も考えずに毎年インデックス投資を続けていれば、底値の2003年の購入で平均取得単価を下げることができて2004年にはプラ転します。
そのため、S&P500を買ったとしても『5年以上インデックス投資をすれば利益を得れる』ということになります。
ナスダック総合の場合
こちらは月足の1980年4月〜2021年4月のナスダック総合の平均株価チャートです。
面白いのは月足で見てみると『コロナショック』を全く感じないチャートになっていることです。
また、コロナショック後は拳を突き上げるように伸びています。
一方でITバブル崩壊の影響もあり2000年の最高値を超えるのに2014年まで14年かかっています。
しかし、何も考えずに毎年インデックス投資を続けていれば、『7年目にはプラ転』します。
つまり、『7年以上保有する握力』があれば高値で掴んでもインデックス投資で利益を出せることになります。
【過去チャートから考える】日本株 指数でインデックス投資する場合
米国の指数でインデックス投資する場合は7年以上保有する握力があればほったらかしにしてインデックス積立投資をしていればOKとしました。
しかし、日本の指数で『ほったらかしインデックス積立投資』をするという選択は少し危険です。
なぜなら、日経平均もTOPIXもバブル期の『最高値をいまだに1度も更新できていない』からです。
とはいえ、一時的には2023年7月に33年8カ月ぶり高値を更新しました。
ではこれから日経平均とTOPIXをインデックス積立投資した場合で考えてみましょう。
日経平均の場合
日経平均はデータの都合上、1982年からになりますが非常に残念なグラフになっています。
年の終値ベースで1989年の最高値を境に2023年7月まで『一度も高値を更新できていません。』
これだけで日本の指数で『ほったらかしインデックス投資』は危険かなと感じると思います。
もし1989年に日経平均ETFを購入していたら、プラ転するのは2013年までかかります。
実にプラ転まで24年間も塩漬けすることになります。
この24年間、毎年インデックス積立投資を続けることができれば、日経平均を投資対象にしても問題ありません。
TOPIXの場合
TOPIXもデータの都合上、1982年からと少し短いグラフになっていますが、
日経平均と同じようにTOPIXの最高値は1989年となっています。
残念ながら、TOPIXについてはこの値を一度も更新できていません。
日経平均と同じく長期低迷からいまだに抜け出せていません。
ただし、2005年に一度高騰していますのでそこであれば16年インデックス積立投資を続けていればプラ転します。
そこから2008年のリーマンショックで一度マイ転して、2014年に再度プラ転します。
ですので『16年以上保有する握力』があれば高値で掴んでもTOPIXのインデックス積立投資で利益を出せることができます。
しかし、タイミングを逃すと1989円から2014年まで25年間必要ですので注意が必要です。
【まとめ】ほったらかしインデックス積立投資は最強か?
今回は過去のチャートから『ほったらかしインデックス積立投資』は問題ないのか考えました。
過去のチャートからは米国株の指数で7年以上の長期投資を行うのであれば、
『ほったらかしインデックス積立投資』という選択は問題ないと考えられます。
しかし、日本株の指数は高値で掴んでしまうとインデックス投資で毎年購入を続けてもプラ転までに日経平均で24年、TOPIXで16年必要です。
長期的に考えるインデックス積立投資と言えど、プラ転までに24年という年月がかかってしまうのは少し危険だと考えます。
24年間、人生で大きな転機もなく積立を無心で続けれる人であれば問題ないと考えられます。
しかし、24年間は生まれた赤ちゃんがストレートで進学して大学院を卒業できるまでの時間です。
またこの長期間、日本株の指数に投資するのであれば、高値で掴んでも7年でプラ転する
『米国株の指数に投資する方が利益は大きい』と思います。
ただし、今回の結果はあくまで過去の歴史から考えた結果ですので、
最終的な投資は自己責任・自己判断で自己資金の範囲内で楽しく行いましょう。
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